群桐産業


◆訪問日時:平成27年12月18日(金)

1.企業概要

企業名:株式会社群桐産業
設立 :昭和59年11月
資本金:6000万円
代表者:濱屋 博
企業HP:http://www.grr.co.jp/

2.事業概要

大量廃棄や環境汚染といった問題を抱える日本に「廃棄物」問題は伴うものであり、同社はこれらの環境問題を改善すべく事業を展開している。

1984年より廃油の回収やリサイクル処理・販売を開始した。その4年後、廃棄物の焼却処分を開始した。焼却処分は環境負荷が大きい為、改善に改善を重ね常に環境負荷の低減を図っているそうだ。

◯廃油の処理においてリサイクル可能な排油

エンジンオイル/ギヤー油/ATF/油圧オイル/油性切削油/スピンドル油/鉱物油からの加工油
/廃棄による重油類 等

◯焼却可能な排油感染性廃棄物

廃プラスチック類/汚泥/廃油(水溶性廃油・含油水・LLC・グリス・油スラッジ・シンナー・アルコール系・オイルエレメント・その他油付着物 等)

3.マーケティングの取り組み

営業課の方が飛び込み営業を行って新規開拓をしている。同社公式ホームページにて産業廃棄物維持管理状況情報の年間活動報告書等を開示していることも、信頼に繋がっているのではないか。

現代社会において再生エネルギーを担う「再生重油」の原料調達から精製及び販売までを一貫して行う同社は、廃棄物の適正処理における理想と現実をしっかりと見極め、高い理想を掲げつつ現段階における最も適切な処理技術を追求し、可能な限りのリサイクルを社会に向けて発信し続けている。その最たるものが、グループの焼却溶融処理であり、その技術は日本でも数少ない廃棄物の「一社完結型」の100%リサイクル処理システムである。努力を惜しまないその姿勢こそが新規開拓に繋がっているのかもしれない。

4.組織・人材について

資格としては、普通自動車免許を取得している事が望ましい。また、取り扱うものが非常に危険であるため、危険物に関する知識を身につけておいてほしいそうだ。事務課と営業課があるが、近年求めているのは積極性がある営業職だとおっしゃっていた。

取得できる資格はたくさんある。

・産業廃棄物焼却施設技術管理士
・産業廃棄物中間処理施設技術管理士
・特別管理産業廃棄物管理責任者
・公害防止管理者(DXN類関係)
・ボイラー技士(1級)
・危険物取扱者(甲類、乙4、丙種)
・第一種衛生管理者 ・衛生工学衛生管理者
・防火管理者(甲類)
・酸素欠乏危険作業主任者
・有機溶剤作業主任者
・安全運転管理者 ・フォークリフト
・アーク溶接 ・ガス溶接
・玉掛け ・小型移動式クレーン等

その他にもあるが、働きながら資格を取得できる事は、自分の学びにもなるだろう。

5.学生から見た企業の魅力

環境や地域社会への貢献を大切にされていることから身の回りの環境面でも良い影響が見られ、地域の方にも喜んで頂ける働きがいのある仕事であると感じた。産業廃棄物を全てリサイクル活用できる点は他社にはない技術であり、同社の優位性といえる。

先輩社員のお話の中で「現場の人達がいるから、私たち営業の仕事が成り立っている」とおっしゃっていたことから、チーム一丸となって仕事をしている印象を受けた。社員一人ひとりが連携の大切さを理解し、それぞれの役割を果たしながらお互いを尊重しているのだと感じた。

6.インタビューを終えての感想

同社は様々な場所で様々な種類の廃棄物を回収しているが、担当の方に直接話を伺ってリサイクルする大変さを学んだ。工場の現場はとても暑く、夏では特に辛い環境といえる。そういった辛い思いをしながらも日本の環境の為、働いてくださる方がいることが身をもってわかった。同社の工場現場は立地もよく、近隣には民家がなくため廃油が流れる心配がなく安心だそうだ。

今後、群桐産業に就職希望する人には、営業課をお勧めしたい。近年、接待がない事務課を志望する新入社員が多いそうだ。目覚ましい経済の発展にともなう大量廃棄・環境汚染といった問題を抱える現代社会。それは私たちにとって身近なものであり、企業・個人を問わず重大な責任を持って改善の取り組みをしていく必要がある。こういった事業をもっと広く知ってもらうための仕事ができる営業職はとてもやりがいがあるのではないか。

同社は環境問題の改善と共に発展することが重要であり、責任であると考えている。常に地球環境への負荷を考慮し、廃棄物を可能な限りリサイクル処理することで循環型社会への貢献と、環境問題を真摯に受け止め、地球に優しく共に生きてゆく企業で有り続けたいとおっしゃっていた。

今回のインタビューを通して働くという事ではなく、環境保全や廃棄物処理についても学ぶ事が出来た。この経験を次に活かしたいと思う。